特別講座
オートクレーブ滅菌の原理と技法 その3
藤岡 一郎
1
1日本病院設備協会
pp.98-105
発行日 1970年11月1日
Published Date 1970/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917670
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10.滅菌作業上の一般的な留意事項
病院では,種々の品目が滅菌されます。たとえば,金属やガラス製の各種の器具,注射針,手術セット,含水性または無水性の液体,粉末,加熱によって変質しやすい薬品,などについては,それぞれ考え方の異なる工夫が必要です。
これらについての詳しい説明は省きますが,物品の質と形および包装材料の差に応じる最適の滅菌法を,今までに述べた原則と技法の例から編み出してください。そして物品の包装法と器内への配置法については,滅菌効果を第一に重視する考え方で標準化を計るべきです。
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