ベッドサイドの看護
人工肛門を造設した老人患者の看護
中村 朝子
1
1和歌山県海南市民病院外科病棟
pp.973-977
発行日 1973年8月1日
Published Date 1973/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916721
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
平均寿命の延長と老人医療費の公費負担によって,老人の入院患者数は,日ごとに増えてきている現状です.現在ではとくに珍しいというほどの疾病ではありませんが,72歳の高齢で残された生命を維持するために人工肛門を造設した患者(直腸癌の発見が遅く姑息的な手術に終わり,人工肛門を造設した)の看護を通じて,私たち看護婦が,どのような援助ができるのかを考えさせられましたので,紹介します.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.