特集 術後1週間の患者管理
人工肛門造設術
牧野 永城
1
,
青木 啓一
1
1聖路加国際病院外科
pp.523-525
発行日 1981年4月20日
Published Date 1981/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207658
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人工肛門造設術の術後1〜2週の管理の要点は,術後2次的に開口させるものについては,24〜48時間後に必要な開口操作を加えることが一つ,次にすべての例について,ストーマの状態を観察し,出血,壊死,陥没その他の合併症の発生を監視すること,それから,適当な集便装具の使用で便の排泄の管理を行ない,同時にストーマ周囲の皮膚のびらんの防止,また一旦発生したらその治療を行なうことが第二,そしてこれは術後2週頃に入ることだが,第三に社会復帰の準備として人工肛門のリハビリテーションに関する指導を行なうことである.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.