カンファレンス・5 岡山大学医学部付属病院第1内科病棟
肝癌末期患者の食事摂取に関する援助—経口的摂取量を高めるために
井上 照子
,
幡上 誉子
,
田中 孝子
,
大谷 洋子
,
越 富美子
,
野口 淑子
pp.578-582
発行日 1973年5月1日
Published Date 1973/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916643
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看護を展開させてゆくうえに,カンファレンスがきわめてたいせつなことは周知のとおりである.当院においても,朝夕のチーム・カンファレンス,また週1回の病棟カンファレンスで惹起される諸問題について,検討を重ね,解決策を見いだすべく努力している.しかし,なにぶん定着してからまだ日も浅く,その進め方なども未熟である現段階での報告は,はなはだ不本意であるが,最近経験したケース・カンファレンスの一部をご紹介して,あすの看護に反映させたい.また,あわせてスタッフの志気向上のためにも,ぜひ皆様がたのご批判を仰ぎたい.
このカンファレンスは,入院2週間後,患者が重症個室に転出してから,4回にわたって行なったものである.病棟の看護職員は婦長1名,主任2名,看護婦16名,准看護婦1名,助手1名で,婦長と臨床指導者1名および助手を除く18名がA・B・C各6人の3チームに編成されている.病床数は80.
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