文献の紹介と考察・5
看護の感受性とは
木原 陽子
pp.584-587
発行日 1973年5月1日
Published Date 1973/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916644
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看護の干渉過程において,問題を発見する方向──その患者の最も必要とする援助──を考えようとすることは,ひとつの看護援助の試みである.
しかし,もう一方‘now and here’(今ここで起きつつあること)の患者自身の心理的動きをとらえながら,その場で処理的または勇気づけの援助を行なうことも看護である.それは,特に精神科病棟における諸種の感情に即時こたえねばならぬ援助行為と同じである.
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