看護の視点
対談 潜在看護力開発のすがた
北 錬平
1
,
森 富久子
2
1久我山病院
2芙蓉病院
pp.14-22
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913609
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限時勤務と常勤ナースのあいだ
連帯感を欠くようだが
北 たいへん実際的な話からはじめます。いま私の病院では派出看護婦を頼まなければ人手不足がどうにもならないといえるのです。私はこうした限時勤務の方たちも含めパートと呼んでるんですが,私の病院の実情なんで必ずしもそうだとはいえないと思いますが,私のところは約20床の結核病棟があり木造の老朽施設です。建て直したくても,どこからもお金は出てこない。それから各科外来と約60床ばかりの病室が3階建鉄筋の新らしい施設です。看護婦さんたちは新館で働くことを望みますね。結核病棟で働くことを必ずしも喜ばない。これは新しく募集した人もそうです。
さて外来では当直もなくパートタイマーの人でやりやすい。そうしたいけれども実情はどうしても不足になる結核病棟のほに必要とされる。
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