連載 変化する病気のすがたを読む・1【新連載】
変化する病気のすがた
倉科 周介
1
Shusuke KURASHINA
1
1東京都臨床医学総合研究所診療方法論室
pp.674-678
発行日 1986年8月1日
Published Date 1986/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208889
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感染症から成人病の時代への移行とともに,大きな役割を担ってきた結核療養所は他の機能を持つ施設へと転換している.このように疾病構造の変貌は医療供給システムにも大きな影響を及ぼす.では,この疾病構造はどのように変化してきたのか.また今後,どう変化するのか.20世紀の疾病現象の全体像を烏瞰し,その特徴を分析するとともに,従来の疫学的概念ではとらえれない疾病の生態学的特性を新しい視点から読み直し,将来の予測までを論じる.
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