特集 第17回看護研究学会
特別掲載
最近のアメリカの病院の動向と看護婦のすがた
日野原 重明
1
1聖ルカ国際病院内科
pp.38-42
発行日 1969年2月1日
Published Date 1969/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914368
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最近欧米から帰って,向こうで見聞したりあるいは旅行の途中で感じたことを,看護の問題と若干の関連をつけてお話ししたいと思います。
私は16年前にピーストリーティがサンフランシスコで調印されたその年に最初にアメリカに行き,1年間アメリカ医学を見ました。10年たってメキシコシティで世界心臓病学会がありましたときに,もう一度アメリカによって短期の見学をしました。それからいまから4年前にある会議で西独に行った時,ハンブルグ大学やテユービンゲン大学の病院を見ました。最近はイスラエルでの学会の途中アメリカを3週間訪れ,過去15〜16年の間にアメリカの医学がどう変わってきたかということを見たわけです。欧米の医学を比べると,医学はアメリカが第1位で第2位を断然引き離してしまった観があります。
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