続・看護英語あ・ら・かると
INTERN AND RESIDENCY TRAINING
赤松 隆
1
1慶応義塾大学医学部
pp.62-63
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913590
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米国でのinternやresidency制度は,病院の機構が,私どものとは異っているので,これは直接nursingには関係ありませんが,実際の病院内の仕事の面で理解を必要とすると思いますので説明を致したいと思います。
普通米国では,医学部を卒業すると,国家試験を受験する前に,internshipをとるわけですが,これは米国医師会(A.M.A.)の認可を受けた総合病院でのみとることができます。1年間のinternshipを終ったのち,国家試験を受け,ついで専門医になるためのtrainingに入りますが,これをresidency trainingといい,各科によりtrainingの期間は異りまして,2年から5年位の期間,trainingを受け,その後定められた期間,それぞれの科目の臨床医として病院勤務を行ない,経験をつんだ後に専門医のための試験を受けます。これに合格すると,開業した場合,あるいは病院にfull timeに勤務する場合も,収入が一般医(general practitioner)より高くなります。
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