連載 新・ナイチンゲール伝・14
誤解されてきたその思想と人間
吉岡 修一郎
1
1久留米大
pp.60-61
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913589
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だがとうとう,ハーバートの精根が尽きはて,気力の絶えるときがやって来ました。万事休す。軍務省の改革はできないのだという動かしがたい事実が,確認される時が来たようです。ナイチンゲールにとって恐ろしい瞬間が近づいたのです。
彼は,自分が失敗者であり敗残者であることを,彼女の前で告げなくてはならなくなりました。
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