統計
性・年齢別死亡率の国際くらべ
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.1
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913546
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死亡率の年齢曲線は上側の図のように年齢とともに高く,J字型となる。図に示したいずれの国も85歳以上の死亡率は10〜14歳の死亡率の500〜600倍となっている。そして,国の差は高年齢ほど大きく開き,最も差の少ない年齢は10〜14歳である。また,日本と欧米との死亡率の差異を,日本を100とした比率でみると下側の図のとうりで,欧米の死亡率はまだ全般的に日本より低いが,とくに5〜9歳と20〜24歳から30〜34歳,それも女に低いのが目立っている。なお,上図では各国の年次を揃えるために1960年を使ったが,最近のわが国の年齢別死亡率は1960年よりも,40〜44歳以上では約10%。15〜19歳以下では20〜30%低下し,20〜24から35〜39はほぼその中間ぐらい低下している。(死亡率の図では図が複雑になるのをさけるため西ドイツとフランスを省路した)
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