統計
死亡率
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.1
発行日 1963年5月1日
Published Date 1963/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911918
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このところ,死亡率は,人口1000対の率7.5で停滞気味であるが,これまでに低下したのは最近10数年間のできごとである。しかし,すでに1920年(大正9年)頃から低下の傾向をしめしており,第二次大戦で一時的に低下が停留したと考えるのが妥当であろう。これは第1図に示すとおりである。次に,その死亡率の低下を年齢別に観察すると第2図のごとくで,昭和22〜36年の低下をみると,各年齢ともいちじるしいが,とくに乳幼児期,(0〜4歳)・青壮年期(20〜39歳)の改善が目立っている。なお,最近では高年齢層の低下は弱まっている。
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