医学と看護8月のテーマ
胞状奇胎
新谷 昇治
1
1日赤中央病院産婦人科
pp.49-52
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912833
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はじめに
大部分の読者は,たとえ専門が産婦人科でなくとも,奇妙な形態をした胎児のいない妊娠産物(conceptus)である胞状奇胎を,一度はみたことがあると思います。なぜあんなものができるのか,それが臨床的にどんなに恐れられているものか,どのようにして診断されまた診断がついたらどんな処置が必要なのか,などについてここでできるだけわかりやすく,病系の全般を動的に把握できるように,しかも新しい知見をおりまぜて解説してみたいと思います。
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