医学と看護8月のテーマ
胞状奇胎—看護上の問題点
朝倉 明子
1
1日赤中央病院産婦人科病棟
pp.53-55
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912834
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はじめに
10年近い産婦人科勤務の中で,絨毛上皮腫瘍のため,不幸な転帰をとられた方がたを何人か看護してきましたが,そのたびに,胞状奇胎からの続発を何とかくいとめることはできないものかと考えてきました。
胞状奇胎分娩後の患者管理の良否が,絨毛性腫瘍への続発防止の鍵であるという点を念頭において,看護上の問題点と具体策を中心に,日頃考え,行なっていることをのべたいと思います。
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