今月の臨床 絨毛性疾患アップデート─「取扱い規約」改訂をふまえて
胞状奇胎の発生機構
兼城 英輔
1
,
和氣 徳夫
1
1九州大学病院産科婦人科
pp.618-623
発行日 2012年7月10日
Published Date 2012/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103094
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●全奇胎,部分奇胎はともに受精の異常を原因として発生する.
●遺伝学的には全奇胎は雄核発生,部分奇胎は三倍体である.
●妊娠診断の早期化により,旧取扱い規約では早期の奇胎症例の診断が困難となっていた.
●新取扱い規約の普及により,今後は早期の奇胎症例が正確に診断されることが期待される.
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