ナースのための臨床薬理
医原性疾患と薬物療法—ことに新薬のいましめ
橘 敏也
1
1聖路加国際病院内科
pp.4
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912719
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医療行為が原因で起こつた障害は,医原性疾患Iatrogenic disordersとして医療の急速な進歩のもたらした1つの副産物として今日大いに反省を求められている。医原性疾患の中でも特に薬物療法によるそれはとりわけ重大なものとして注目されている。
他の医療行為,たとえば放射線療法とか,手術といつたものとくらべて薬物療法による医原性疾患の広さは広範囲にわたり,重篤なものが多い。
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