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臨床の場から精神科看護行政をつく
山下 銀蔵
1
1日本精神科看護協会
pp.78-79
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912190
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38年11月11日と12日の2日間,神奈川県藤沢市片瀬の国立片瀬保養所向洋荘において,日本精神科看護協会主催第1回精神科看護研修会がひらかれました。今回は全国の各県支部長と中央幹事(精神科の看護長や婦長たち)幹部クラスの方が76名出席しまして盛大な会議を持つことができました。
晩秋の大気は澄んで青い海原と真白き富士の嶺を展望の視野に収めた会場の雰囲気は,私たちの真剣な発表と討論の場を,どんなにか柔らげてくれたことでありましょう。第1日のシンポジュームは,精神科看護行政について,溝師は行政の立場からを,厚生省看護課長永野貞先生が,臨床の立場からを私,山下が担当して,そのあと討論にはいりましたが,話す人も聞く人も共通の課題に熱心にとり組みまして,まことに意義深い研修の場でありました。
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