--------------------
行政作用から見た衞生行政
山崎 浩
1
1國立公衆衞生院公衆衞生學部
pp.18-21
発行日 1952年9月15日
Published Date 1952/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201098
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はしがき
衞生行政とは,どんなものであろうか。
我が國は明治維新後,近代國家の形態をとりいれ,法治主義,三權分立主義の國家となつた。そして衞生行政もその一環として,明治6年3月文部省に醫務局ができ,明治7年8月には醫制(76條より成る)が發布され,衞生行政がその緒についた。明治8年6月文部省醫務局は内務省に移され,内務省第7局となつた。昭和13年1月厚生省が内務省より分離した。昭和20年8月敗戰により,行政機構の改廢があり,又法の改廢その數多數にのぼり,はたまた,今日連合國の占領下より獨立國家として,又世界各國にあい交わるをえた。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.