特集 看護業務の向上をさぐる—その検討の中から
Ⅳ.何を新たに学ばねばならないか
私はこうして学んでいる
内科
内田 郷子
1
1聖ルカ国際病院内科
pp.110-111
発行日 1962年6月15日
Published Date 1962/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911661
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昨今のように,一般社会に医学的なことが,めまぐるしく,テレビ,ラジオで紹介され,新しい薬などが宣伝きれ普及されてくると,医学に深い関心を持つて入院してくる患者も年とともに多くなつている。また新しい教育を受け,新鮮な知識をもつた学生が病室に出るようになると毎日の忙しい臨床の場にいて,ウカウカしていると,何となく動いているだけで新しい医学界の動きから,流れの外にはみだして置いてゆかれそうな気がしてくる。そこで,学生には新しいことの理解を,患者やその家族には,まちがつたうのみの知識を時には訂正し正しく理解させなければならない。また,日夜新しいことにとりくんでいる医師のよき介助者,協力者となるためにも,それぞれの努力が各自においてなされているのであるが,私も,その流れからいつも離れないで,ついてゆきたいと願つている一人であり,そのためにも,私のできる方法で次のようなことに努力をしている。
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