連載 時の動き
関税の引下げ交渉,他
奥山 益朗
1
1朝日新聞
pp.61
発行日 1962年4月15日
Published Date 1962/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911611
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いまジュネーブで青木公使はEEC(欧州共同市場)代表と関税引下げ交渉をすすめています。EECというのはフランス,西ドイツ,イタリア,ルクセンブルク,オランダ,ベルギーの6カ国で構成して,お互いの国々の間の関税を次第に廃止し,ちようど6カ国が1つの国のように,資本,商品などが自由に流通するようにしようという計画です。
日本がこのEECと交渉をはじめたわけはEECの発展にともなつて,世界の貿易の動きはみな関税廃止の方向に動いており,日本だけが現状のままでは,とり残されてしまうからです。
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