ナースの意見
准看生活の4年
遠藤 けい子
1
1千葉県九十九里ホーム病院
pp.16-17
発行日 1961年3月15日
Published Date 1961/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911276
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准看生活6年の間には数知れぬ多くの患者に接し,白衣を通して得た感想を卒直に書いて見ることも,奉仕と反省の上に決して無駄ではないと思い,筆をとりました。
申すまでもなく,看護婦の使命は奉仕でありまして,あのナイチンゲール抄が強く指示するところであると信じております。奉仕はまことの愛の行動以外に何ものもありません。そもそも愛とは,私共の心の絶対的なはたらきでありまして,客観的な条件たとえば相手がいかなる状態でもまた相手にどんな反応があつても少しも意に介せず一心に働きかけて行くものだと思います。
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