いのちの現場で したたかに生きる看護婦を追って・5
准看からの脱出
長岡 房枝
1
1(株)日本軽金属診療室
pp.565-567
発行日 1981年5月1日
Published Date 1981/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919243
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最初のショック
関西地方の小都市B市にある個人経営のK病院は,外来患者1日120名前後,ベッド数30床を持つ,耳鼻科・整形外科の病院であった.
その病院に住み込みで働く准看護婦の山田洋子(仮名)さんの1日は,朝6時の起床から始まる.診療室の掃除,診療準備,綿球綿棒などの材料作り,器具の消毒を済ませ,朝食を終えると平常どおり午前8時30分,受け付けの窓口を開けた.
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