発行日 1950年1月15日
Published Date 1950/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906589
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生理衞生と精神衞生
「病氣」と昔から,日本では「病」に「氣」を附加する習慣になつている。それで,或る種類の病氣は「氣」を癒さないと到底病はなおらない。
殊に慢性病の患者は大抵,神經衰弱になつているから,病氣の治療の爲めに,神經をも治療しなければならない。今日までの病院はあまりに生理,病理に囚われて,人間が心理的存在であることを忘れ過ぎている。
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