フロントライン'99 老人
〈腹臥位療法〉8つのヴァリエーション—寝たきり状態の重症度と介護環境に合わせた最適な体位セッティング
有働 尚子
1
1医療法人親仁会みさき病院神経内科
pp.36-45
発行日 1999年1月1日
Published Date 1999/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905748
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はじめに
〈腹臥位療法〉に関しては,『看護学雑誌』1998年7月号の特別記事に「低ADL(高齢)患者に対する腹臥位療法のすすめ」と題して代表的自験例の紹介と施行方法に関する.一般的な方法を述べた.さらに同年11月号と12月号では健和会臨床看護学研究所所長で同様の症例経験をお持ちであった川島みどり氏との対談で,この療法の合理性・普遍性について意気投合し,またヒトとしての自然治癒力を最大限に生かす<全人間的アプローチ>として再度紹介した.12月号では冒頭の写真取材で,筆者の現在勤務するみさき病院が紹介され,現行の<腹臥位療法>の一部が写真にて掲載されている.
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