特集 腹臥位は特別なことじゃない 導入と継続のための道しるべ
一人で行なう腹臥位への体位変換
眞島 千歳
1
1そらとびねこ訪問看護ステーション
pp.894-897
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101088
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1人でも工夫次第
腹臥位療法を導入している施設では,多くの場合2人以上の看護師によって腹臥位への体位変換が行なわれているものと思われる.しかし,在宅の場合,訪問看護師が家族の協力を得て行なう場合を別にして,1人での体位変換が求められるケースが多い.ここでは筆者の経験を元に,1人で行なう腹臥位への体位変換手順の1例を示す.もちろん,患者の状態によってどうしても1人で行なうことが難しい場合もある.体位変換は看護師と患者の体格差,患者の精神状態などさまざまな条件によって左右される技術であり,一人では無理と感じたら,何とか人手を確保することも合わせて考えてほしい.
無理をすることで,患者や家族との信頼関係が壊れたり事故に繋がる恐れがあるからである.
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