特集 呼吸管理 ─上級編─
腹臥位療法
宮川 哲夫
1
,
一場 友実
2
1昭和大学大学院保健医療学研究科呼吸ケア領域
2杏林大学保健学部理学療法学科
キーワード:
ARDS
,
腹臥位
,
酸素化
,
生存率
Keyword:
ARDS
,
腹臥位
,
酸素化
,
生存率
pp.757-765
発行日 2019年7月25日
Published Date 2019/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000000507
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重症ARDS(PaO2/FIO2<150 mmHg)に対する腹臥位療法は,酸素化能と生存率が改善する.最良の効果は,肺保護戦略と併用し,発症48時間以内に導入する16時間以上の腹臥位で得られ,高PEEP,肺リクルートメント,血管拡張薬の吸入,ECMOの併用により,さらに相乗効果を認め,VALIを減少させ,生存率の有意な改善を認める.
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