連載 ケアのための病態生理学・3
消化器3 胃②
竹中 文良
1
1日本赤十字看護大学
pp.252-257
発行日 1998年3月1日
Published Date 1998/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905548
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はじめに
10数年前まで胃切除の最大の適応とされた胃潰瘍が簡単に内服薬で治り,日本人の胃がんの発生数も毎年減少しているが,しばらくは死因の主な原因のひとつとして残ると予想される.したがって,胃切除術が消化器外科のメインテーマであり,胃切除後の患者への対応はケアの重要項目のひとつであることに大きな変わりはない.
ここでは胃切除に伴う病態生理とその対応について考えることにする.
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