特集 外科医のための最新癌薬物療法
Ⅱ章 支持療法
11.―有害事象②―消化器症状
小倉 真理子
1
Mariko OGURA
1
1がん研究会有明病院化学療法科
pp.238-245
発行日 2011年10月22日
Published Date 2011/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103812
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癌治療に伴う副作用や合併症を予防または軽減させる支持療法は不可欠である.特に抗癌剤投与によって起こる消化器症状は生活の質に大きく影響し,その後の治療のコンプライアンス低下につながるため,医療者側は化学療法の毒性を十分に周知し,患者教育を適切に行い,毒性出現時の対処ができるようにしなければならない.
本稿では,主な消化器症状である,①悪心・嘔吐,②下痢,③口内炎の対処法について述べる.
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