連載 ケアのための病態生理学・7
消化器7 肝胆膵②胆嚢・膵臓
竹中 文良
1
1日本赤十字看護大学
pp.654-660
発行日 1998年7月1日
Published Date 1998/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905630
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胆嚢
胆石症治療の驚異的進歩
肝臓と胆嚢は距離的にも機能的にも切り離せない関係にあり,昔から“肝胆相照らす”というくらい利害が相関している.中でも胆石は胆嚢の中ばかりでなく肝臓内の胆管にもできることがあり,その診断治療はいろいろな変革を遂げてきた.
胆石は肝臓で作られた胆汁を運び出すルートすなわち胆道か,胆汁が貯蔵される胆嚢にできる結石のことである.その存在する場所により,肝内胆管結石,胆嚢結石,総胆管結石等と呼ばれている.
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