特集 個を支えるグループ,グループで生きる個
—基礎教育における試み—グループの視点を重視した臨床看護実習のありかた
野並 葉子
1
1兵庫県立看護大学
pp.743-746
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905405
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看護基礎教育の中で臨床実習は重要な位置を持ち続けてきた.それは,看護婦教育が病院付属の看護学校に始まり徒弟的に行なわれてきたという理由からだけではなく,看護教育が学校教育法に基づく大学や短期大学で行なわれるようになってからも,ますます重要になってきている.
臨床看護実習では,医学や生理学などの自然科学や人文科学,看護学の講義や演習で習ったことを基礎として,臨床看護実践の知識や技術を創り出すことを,「看護が対象とする患者から自分自身を使って看護ケアを実践すること」を体験することから学ぶことが目的である.
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