連載 私が外来看護に魅かれる理由・1【新連載】
退院の先にあるゴールに向けて
菅原 薫
1
1川井クリニック
pp.834-837
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905171
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私は看護学校卒業後,これまで4年間のほとんどを外来で過ごしてきた.知識も技術もまだまだ未熟な新人看護婦時代に,外来で多くの患者と出会い,また先輩看護婦の仕事に対する姿勢から外来にも看護の役割があることを学んだ.そして,その役割を理解し,患者にとって何が一番必要なのかを共に考える医師たちに支えられ,たくさんの体験を得ることができたと思う.
私が以前勤務していたのは,800床の大病院だった.1年目は,腎臓内科・泌尿器科・婦人科・代謝外科のある混合病棟に配属されたのだが,業務のなかに外来を担当する日が,月に1週間程度あり,外来に固定で配属されている看護婦たちと一緒にチームを組み,協力しながら働いていた.
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