連載 私が外来看護に魅かれる理由・2
社会復帰に向けてのハードル
菅原 薫
1
1川井クリニック
pp.956-959
発行日 1996年10月1日
Published Date 1996/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905200
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就職して1年が経ち,私は病棟にも慣れてきて看護という仕事がわかりはじめてきた.特に,外来で出会った先輩看護婦の看護に対する姿勢は強く私の心に刻まれていた.この頃外来の看護体制は,病棟と同じように看護婦を配置して充実を図ろうという方向にあり,私は病棟に籍を置いたまま1年近く泌尿器科外来を担当し,その後同外来に配置となった.泌尿器科外来については前回で触れたが,泌尿器疾患の特徴として,患者は排泄の自己管理などが必要になり,看護婦はその指導を行なうという役割があった.今回は,看護婦の奮闘ぶりとそれに応える患者の様子を紹介する.
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