特集 排尿自立への援助
排尿障害のある患者の退院に向けての取り組み
篠原 信子
1
,
佐野 千恵子
1
,
冨永 福己
1
,
高橋 美恵子
1
,
黒羽 広美
1
1国立療養所村山病院第7(脊損)病棟
pp.765-770
発行日 1985年7月1日
Published Date 1985/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921129
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はじめに
排尿障害を有する患者が,排尿管理をする目的は,日常生活を円滑に行なうことにある.当然のことながら当科で行なっている排尿自立への援助は,障害の程度,年齢,性別等により異なる.しかし,種々の方法で自立に達したとしても,退院後継続できなければ真に自立したとは言えない.
そこで,患者個々の退院後を取り巻く環境(会社,施設,家庭,学校など),本人の意思を考えた上での指導を行なってきた.
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