連載 世界のリーダーに聞く・9
日本人看護婦は日本に何が必要か知っていたのです
ヴァージニア オルソン
1
,
阿部 俊子
2
Toshiko Abe
2
1元 GHQ看護課
2イリノイ大学シカゴ校看護博士課程
pp.830-833
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905170
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
オルソン氏は昨年80歳の誕生日を迎えられた.現在もイリノイ大学の名誉教授として,ときどき自分で車を運転して学校に通勤してこられる.
オルソン氏は,第二次世界大戦後,GHQ-General Head Quarters(連合軍総合司令部)看護課のメンバーとして,8年近く日本に滞在している.この間,まったく統制のとれていなかった看護婦・保健婦・助産婦の教育,法律を一元化し,職能団体を整備するなどGHQのメンバーとして,さらに二代目の看護課長としてコンサルタントを行なっている.GHQ政策の最終まで看護課長を担当され,保健婦教育などの整備の直接指導を行なった.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.