連載 [リレーレポート]いきいき看護研究・10
—公立豊岡病院—事例を通して看護を学ぶ
北見 美智子
1
1公立豊岡病院看護部
pp.644-647
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904589
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今,医療現場では質の高い看護を提供することを目的に,さまざまな取り組みがなされている.当院でもPOS看護記録,看護診断の導入,看護理論の活用の推進,そしてプライマリナーシングを踏まえた患者受け持ち制の導入計画など,看護の「質」への関心が年々高まってきた.その中で,看護研究もまた質との大きなかかわりを持っていると考える.
臨床における看護研究は,臨床現場における疑問や改善事項などを,さまざまな方法を用いて計画的に研究し解明していくことであり,それらの研究結果が看護実践の場で生かされ,看護の質を向上させてきた.ケアの質の向上が,より質の高い研究を手がける機会ともなっている.
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