連載 医療の零度―次世代医療への省察・2
超メタ理論としての構造構成主義―「原理」を把握する「方法」の設計思想
京極 真
1
Makoto Kyougoku
1
1社会医学技術学院
pp.440-444
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101264
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前回1),医療における「考え方」の矛盾対立は医療と医療者を危機に陥れるため,誰もが共通了解に至れるような「原理」を取りだす必要があると論じた.そのうえで,「原理」を構築する「方法」とその設計思想の「超メタ理論」が未整備であると指摘した.そこで今回は,「方法」の設計思想となる「超メタ理論」として,「構造構成主義(structural constructivism)」2)について論じる.
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