特集 ナースが患者の性に向き合うとき
[座談会]患者さんの性の悩みをタブーにしない―現場で経験したさまざまな事例から考える
高橋 都
1
,
稲葉 育代
2
,
小島 真奈美
3
,
田代 美貴
4
Miyako Takahashi
1
,
Ikuyo Inaba
2
,
Manami Kojima
3
,
Miki Tashiro
4
1東京大学大学院医学系研究科公共健康医学
2慶應義塾大学病院
3埼玉医科大学国際医療センター
4さいたま市立病院
pp.100-107
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101197
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高橋 がんの予後が改善されるにともなって,生活の質の1つとしてのセクシュアリティというものが避けて通れなくなってきたと思います.特にナースは,患者さんにとって一番身近な存在として,最も性の悩みの相談を受けやすい立場です.そこで本日は,婦人科,乳腺,皮膚・排泄ケアとそれぞれの専門の分野のナースにお集まりいただき,治療に由来した性の悩みや,その悩みにナースが対応する際の試行錯誤などについて,ざっくばらんにお話しいただければと思います.
まずはそれぞれに印象的な,性の悩み相談の経験を語っていただきましょう.
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