特集 知識が安心につながる ケアに役立つ薬のはなし
―看護師と薬剤師のコラボレーションで向上する!―薬にかかわる患者さんの安全
柴崎 麻里
1
,
大林 恭子
1
,
山本 康次郎
1,2
,
堀内 龍也
1,2
1群馬大学医学部附属病院薬剤部
2群馬大学医学部薬効動態制御学教室
pp.536-540
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101013
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看護師と薬剤師の協力はなぜ必要か
薬は日々の医療行為の中でなくてはならないものです.治療にはもちろん,診断や検査にも使用されます.その薬,特に注射薬を患者さんに実際に投与するのは,看護師のみなさんです.私たち薬剤師は,薬を患者さんに直接注射することはできません.薬についての知識は持っていても,それを実際の患者さんの役に立てるには看護師さんの力が必要不可欠です.患者さんに少しでも良くなってほしいという気持ちは看護師のみなさんと私たち薬剤師も同じです.同じ目的のために,お互い協力し合っていくことが,これからの医療のなかでとても重要であると考えています.患者さんの治療効果を最大限に発揮し,かつリスクを最小限にするために何が必要か一緒に考えたいと思います.
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