特集 地域と施設を結ぶコラボレーションシステム
ふれあい横浜ホスピタルの取り組み
③開業助産師の立場からのコラボレーション
宮下 美代子
1
,
豊倉 節子
1
,
山田 みどり
1
,
山本 詩子
1
1横浜助産師ネットワーク
pp.987,1018-1021
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100625
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はじめに
私たち開業助産師と,ふれあい横浜ホスピタル(以下ふれあいHP)を結ぶ「コラボレーションシステム」の依頼がきたのは平成14年6月のことである。
私たちは,直ちに病院見学を兼ねて佐藤院長と面談しコラボレーションシステムについての構想を伺った。元ホテルという贅沢な空間や横浜の中心地にあるアクセスの良い地の利に感動しながら,これから始まるであろう新しいお産スタイルのイメージが膨らみ,アイデアが湧きあがってきた。そして,即座に「よこはまから始まる新しい出産スタイルを」という企画書を作成し,ふれあいHPに提出した。
この取り組みの目的は,開業助産師を中心としたネットワークを活用し,助産師の技術・ノウハウのすべてを提供することによりナチュラル志向のお産や産前産後を通じたトータルケアを実現させようとする試みである。同時に,ふれあいHPの医療設備による安全性の確保も兼ね備えた新しい形態の産科病棟を実現させようというものであった(図1)。
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