特集 もっともっと助産婦に
助産婦は女性のターニングポイントに深くかかわる
古賀 敦子
1
1自宅出産ねっとわーく
pp.20-23
発行日 2002年1月25日
Published Date 2002/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902795
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はじめに
昨年のNHK朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』で,看護婦であるヒロインが自宅出産を選び,家族に見守られながら産婆さん(助産婦さんというより,こちらがピッタリ)に赤ちゃんを取り上げてもらった場面をご覧になった方も多いのではないでしょうか。産婦人科医のための『産科と婦人科』誌68巻7号(2001年)では“自然分娩—多様なニーズへの対応”が特集されていました。
いつの頃からか医療者のものとなってしまっていたお産が,最近では少しずつ妊産婦自身のもとに取り戻されつつあるような手ごたえを感じます。その動きをさらにしっかりとしたものにするために,現代に求められる助産婦の役割を,自分の出産体験と私たちの「自宅出産ねっとわーく」に寄せられる声をもとに考えてみたいと思います。
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