特集 もっともっと助産婦に
助産婦さん,もっと姿をあらわして
金子 真由美
1
1M&Mネットワーク
pp.15-19
発行日 2002年1月25日
Published Date 2002/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902794
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「助産婦」という言葉は知っていても,どれくらいの人が,助産婦に親近感を持っているだろうか。自分自身がお産をしなければ縁のない存在だと思う人が多いのではないか。お産のときですら,影しか見えないと感じる人もいるようだ。病院以外で助産婦さんにお目にかかると,会ったというより,遭遇したという感じさえある。日本ではかつて助産婦さんは,女たちにとっても家族にとっても重要な存在であった。今は病院の奥深く姿をかくしてしまったように思われる。現代でも,本当はその活動の場は,もっともっと広いものではないだろうか。
本稿では,まず私の周辺のいく人かの女性たちから聞いた話を再構築してみたい。
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