特集 出産のヒューマニゼーション—ブラジルJICA家族計画母子保健プロジェクトの経験から
日本の助産婦はどうかかわったか
藤原 美幸
1
1JICAブラジル家族計画母子保健プロジェクト
pp.327-331
発行日 2001年4月25日
Published Date 2001/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902628
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「助産の心」を伝えたい
「プロジェクト」がスタートして半年が経過した頃に届いた!枚のファックスが,わたしと「プロジェクト」との,その後の5年近くに及ぶかかわりのきっかけでした。当時,そして現在もわたしは現場ではなく,助産婦にかかわる周縁の仕事をしています。そういうわたしにJICAプロジェクトからファックスが届いたのは,メンバーに知人がいたことや,以前やはりわたしに,JICAの同様のプロジェクトの経験があったからでした。
ところで,プロジェクト技術協力では,日本から専門家を派遣すると同時に,現地の協力相手(カウンターパート)が日本で研修を行なうことも大きな活動の柱です。届いたファックスには,そのカウンターパートの日本での研修場所はどこがいいかアドバイスが欲しい,とありました。
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