特集 基本・周産期の薬剤
証拠に基づく薬物治療と処方の見直し
浜 六郎
1
1医薬ビジランスセンターJIP
1Japan Institute of Pharmacovigilance for Evidence based Healthcare
pp.458-462
発行日 1998年6月25日
Published Date 1998/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901946
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はじめに
“Doing things right”から“Doing right things right”へ
証拠に基づく薬物療法を実践するためには,一般によいと信じられている技術(things)をうまく実施すること(doing things right)はまず最低限必要だとしても,それだけでは不十分である。数々の薬害を経験し,新たな研究結果が明らかになり,良いと信じられてきた医療技術が真に良い医療技術(right things)であるのかどうか怪しくなってきている。今正しいと思っていることもその根拠を改めて問い直す必要がある。
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