特集 産痛の解明とケア
麻酔分娩産婦の看護
関島 英子
1
1東邦大学医療短期大学母子看護学
pp.774-777
発行日 1997年9月25日
Published Date 1997/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901781
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はじめに
わが国には戦後間もなく精神予防性和痛分娩が導入され,有効な方法としてかなり取り入れられた。20年前から定着を始めたラマーズ法は,この精神予防性和痛分娩の流れを汲むものである。生理的なプロセスを大事にするためのそれぞれの和痛法の意義は大きい。それぞれの和痛法の意義を認めたうえで,産婦の中には麻酔による痛みの軽減の必要な人がいることも事実であることを知っておいてほしいと思う。助産婦はいかなる産婦のケアもできることが望ましく,麻酔分娩時の産婦のケアにも精通しておきたいものである。
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