研究・調査・報告
計画麻酔分娩の看護について
関根 龍子
1
,
野村 紀子
1
,
青山 ふみ子
1
,
赤嶺 容子
1
,
浦木 あさみ
1
1北里大学病院産科
pp.402-408
発行日 1974年8月25日
Published Date 1974/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204732
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1.はじめに
近代産科学と麻酔学の発展により、分娩のあり方についてもいろいろ討議される時代となってきている。当院における分娩もまた,近代産科学にもとづき独自の歩みを続け,早や3年目をむかえた。分娩の起源にもとづく人工的操作を加えることにより,従来の難点とされていた種々の改善をみるならば,医学の発展とともに,産科に勤務する私たちもまた,その看護について学び研究しなければならない。
単に無痛分娩だけに限っても,アメリカでは90%,ヨーロッパにおいて50%,日本ではわずか15.5%内外しか実施されていないのが現状である。
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