特集 新しい時代を見すえた分娩実習
分娩実習の課題と展望
毛利 多恵子
1
,
堀内 成子
1
,
木戸 ひとみ
1
,
加納 尚美
1
1聖路加看護大学
pp.190-196
発行日 1995年3月25日
Published Date 1995/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901204
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はじめに
分娩実習は,助産婦教育の中で大きな比重を占めるものである。保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則では,講義と実習の割合は1対1となっている。しかし,出生率低下に伴い実習対象者の減少や,病院においては医療管理の必要な分娩が多く,助産婦学生が正常な分娩介助を10例以上実習することは非常に難しい。
このような現状の中で,どのような分娩実習であることが望ましいのであろうか。社会の助産婦に対する要望,諸外国の助産婦教育の動向,本学の助産課程での分娩実習の現状を通して考えてみたい。
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