研究・調査・報告
当院における乳房治療手技の検討
三浦 京子
1
,
阿世知 三枝子
1
,
宮後 三子
1
,
水野 和江
1
,
鈴木 郁子
1
1国立相模原病院産科病棟
pp.1116-1118
発行日 1991年12月25日
Published Date 1991/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900475
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はじめに
多くの母親は生まれた子を母乳で育てたいと考えている。母乳哺育推進にともない,乳房治療手技も,桶谷式,藤森式,SMC方式などさまざまな方法が普及してきている。そこで当国立相模原病院産科病棟では,乳房治療手技について検討した結果,乳房のはねかえしが非常に少なく,比較的簡単で確実に自己管理ができるといわれるSMC方式を学ぶことにした。その機会を得た後,各方法を比較するためSMC方式+桶谷式乳房治療手技,桶谷式乳房治療手技のみ,SMC方式のみ,の3群に分けて各100例について,①乳房のはねかえしの有無と程度,②退院時母乳分泌状況,③退院時栄養状況,④児の退院時体重復帰状況,を比較検討したのでここに報告する。
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