連載 続・ペリネータルパソコン入門臨床応用篇・11
分娩の予後判定
久保 武士
1
1筑波大学医学専門学群産婦人科
pp.168-169
発行日 1989年2月25日
Published Date 1989/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207568
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本稿では,分娩の予後判定を,主として児頭骨盤不均衡が原因の難産の予測に限って,その予測をパソコンを使って行なう方法について述べる。
産婦の骨盤が狭いと,程度問題ではあるが,分娩が順調に進行しないでいわゆる分娩遷延,微弱陣痛,前早期破水,感染などを招き,時に胎児仮死などで帝王切開になることがある。胎児仮死にならないまでも,骨盤が絶対的に狭い時は当然分娩は進行しない(児頭が骨盤内に嵌入・固定しなかったり,狭窄部以下に児頭が下降しない)ために帝王切開が必要になる。
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