研究・調査・報告
沖縄県離島における若年の母親について
島尻 貞子
1
,
宮城 明子
1
,
竹中 静廣
1
,
仲田 八重子
2
,
唐真 佑子
3
1琉球大学医学部母子保健教室
2宮古保健所
3八重山保健所
pp.828-832
発行日 1983年10月25日
Published Date 1983/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206322
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はじめに
沖縄県における過去5年間(昭和51〜55年)の母の年齢別出生数をみると,19歳以下の出生数は,昭和51年は864人で全出生数の4.0%,52年は708人で3.3%,53年は680人で3.3%,54年は576人で2.8%,55年は577人で2.8%を占め1),年年減少傾向にあるとはいうものの,未だ全国平均の0.8%に比べ高頻度である。県内でも,とくに離島の宮古・八重山両保健所管轄地区が,他の地区より19歳以下の出生数は多い。そこで私たちは,これら両地区の19歳以下で出産した母親を対象に,母子保健管理面から若年者の妊娠・分娩・家族計画などについて調査したので報告する。
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