研究・調査・報告
助産論実習の現状と問題
武井 とし子
1
,
三輪 百合子
1
1信州大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻
pp.427-434
発行日 1981年6月25日
Published Date 1981/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205860
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1.はじめに
助産婦教育においては,専門的技術を習得するための臨床実習の意義は大きい。
当科は,医療技術短期大学部の専攻科となって4年経過し,教育設備などは年々充足されつつあるが,発足当初より臨床実習では多くの問題が指摘されていた。特に助産論実習では,短期間のうちに,保健婦助産婦看護婦学校指定規則に定められた,分娩取扱い学生1人につき10回以上を経験させ,かつ短大の教育目標である自主的な学習活動の場をいかに設けるかに,現在も苦慮している。
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